これまでの常識を覆すフレネル液晶レンズ技術

エルシオは、眼鏡やアイウェアに搭載可能なエルシオレンズ(視力補正用度数可変レンズ)をコアテクノロジーとして、現在の眼鏡製品の使いにくさを解消し、近距離〜遠距離の対象物に対してピントを自由に切り替えたり、自動で切り替わったりする眼鏡の開発を行っています。

度数可変レンズとして、大阪大学大学院の工学研究科にて開発した「フレネル型液晶レンズ」を採用しています。これまで液晶レンズを用いた度数可変機能は、口径が小さなもの(直径数mm程度)に限られていました。私たちはレンズの大口径化、そして薄型化を可能にするため、液晶レンズにフレネルレンズの設計を取り込みました。

フレネルレンズは、灯台や懐中電灯用の大口径レンズとして実績があり、古くから用いられているレンズです。私たちは、このフレネル型形状の光の波面“を液晶によって形成することで、従来の液晶レンズと同等のレンズ厚で、5〜10倍以上のレンズ口径の拡大を実現しました。

このような特徴は、私たちの目指す眼鏡やアイウェア等のウェアラブル製品への応用に最適です。また、液晶を用いることで、機械式の度数調整機能には困難な超薄型化や、消費電力の大幅な削減にも繋がります。