「自動でピントが合うメガネ」を開発するエルシオ、NEDO「SBIR推進プログラム(一気通貫型)」に採択
~高齢者の安全・快適を実現する「オートフォーカス老眼鏡」を開発~
液晶レンズ搭載の「オートフォーカスグラス(自動でピントが合うメガネ)」を開発する株式会社エルシオ(本社:京都府西京区、代表:李 蕣里、以下「エルシオ」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下 NEDO)が公募する2024年度「SBIR推進プログラム(一気通貫型)」に採択されました。
本事業を通じて「自動でピントが合う老眼鏡(オートフォーカス老眼鏡)」を開発し、眼に関する課題解決と人々のQOL向上にさらに貢献してまいります。
■採択内容
助成事業の名称:
「高齢者社会の安全・快適性を実現するオートフォーカス老眼鏡の開発」
助成対象フェーズ:
フェーズ1(研究開発の初期段階:概念実証や実現可能性調査)
助成事業の概要:
高齢化が進む日本では、老眼者や眼病患者が増えています。しかし、「複数の老眼鏡を使い分ける」「視野に歪みがある遠近両用眼鏡を使う」といった現状の老眼対策は、介護が必要な(身体的・精神的な疾患がある)老眼者にとって実用面・安全面で不十分であり、介護者の負担も増加してしまいます。本事業では、介護が必要な老眼者に向けた世界初の「オートフォーカスグラス(自動でピントが変わるメガネ)」を開発します。老眼者はこのメガネ1本で広くてクリアな視界を維持でき、乱視対策もできるようになります。これは、介護者の負担軽減や老眼者のQOL向上につながります。
採択結果の通知ページ:
(※上記ページ内の「詳細資料」→「別添1:実施予定先一覧」をご覧ください)
NEDO SBIR事業について:
研究開発型スタートアップにおける研究開発の促進・研究成果の円滑な社会実装を目的として、内閣府が司令塔となり省庁横断的に実施する事業です。詳細はNEDO「SBIR推進プログラム」をご覧ください。
■エルシオについて
エルシオは「眼から人々を健康に」のミッションのもと、日常生活のシーンに合わせて度数が自動で変化する「オートフォーカスグラス(自動でピントが合うメガネ)」を開発すべく2019年に設立された大阪大学発スタートアップです。
エルシオのオートフォーカスグラスは他社製品よりも「薄型・視野が広い・度数を幅広く変えられる」点が特徴で、普通のメガネと同様に快適に使用できることを目指しています。老眼や眼病に悩む方々はエルシオのオートフォーカスグラス1本で生活できるようになり、メガネの掛け替え問題から開放されます。また、エルシオのレンズはXR分野でも「視力調整」に活用できると期待されており、多くの関連企業からお問い合わせをいただいております。
オートフォーカスグラスを活用して人々の眼に関する課題解決とQOL向上に貢献すべく、事業開発に邁進しております。
■採用情報
エルシオは、オートフォーカスグラスに関する研究開発をこれまで以上に精力的に推進すべく、採用を強化しております。
<募集中>
- スタートアップ経験のあるCOO候補
- 製品開発担当者
- 液晶製品の開発経験をお持ちの方
- 光学製品(顕微鏡やデジタルカメラなど)の設計経験をお持ちの方
- 機械学習・光学評価プログラムの作成(使用言語:Python)が可能な方
- CAD図面制作プログラムの作成(使用言語:C#)が可能な方 など
少しでも興味のある方は、以下からお気軽にご連絡ください。
<株式会社エルシオ 会社概要>
会社名:株式会社エルシオ( 英名:Elcyo Co., Ltd. )
代表取締役:李 蕣里
設立日:2019年4月25日
所在地:京都府京都市西京区御陵大原1番地39 京大桂ベンチャープラザ南館2204号
従業員数:10名(うち役員2名)
資本金:8,980,000円
HP:https://elcyo.com/
<お問い合わせ>
フレネル液晶レンズの購入や共同研究・開発のご相談など、お気軽にお問い合わせください。
コンタクトフォーム:https://elcyo.com/contact
メール:contact@elcyo.co.jp